保育の基本方針

保育内容

うみのこびとでは、3歳から 6歳までのこどもたちが一緒に生活する
縦割り保育を行っています。


保育のふたつの柱

模倣と手本

子どもの本質は模倣にあります。
言葉で説明して教え込んだり、指示・命令を与えるのではなく、
心を込めて一生懸命働いている大人の姿や、
愛情に満ちた活動を手本として見せることで、
子どもはそれをしぜんに模倣していきます。

リズムのある生活

子どもは変化よりも繰り返しを求めています。
園ではいつも同じ時間に、同じ流れで活動しています。
一日の流れ、一週間の流れ、一年の流れを繰り返すことにより、
子どもに安心感を与え、 呼吸をととのえていきます。
安定した生活リズムは、子どもの体だけでなく
心、意志の力を強めてくれます。

 


1日のリズム

自由遊び

登園するとまず、室内での自由遊びをします。
素朴な自然素材の遊具は、子どもたちのファンタジーの力で
さまざまなものに見立てられ、遊びは大きく広がります。
子どもにとって遊びとは、真摯なお仕事なのです。

 

お片付け

いつも同じ場所に同じものがおさまるように片付けてゆきます。
やらされるのではなく、 子ども自身の意志の力で模倣できるように、
大人はいきいきと丁寧なしぐさで片付けることを心がけています。

ライゲン

ライゲンは、季節や生活を題材にした歌や、詩に合わせたリズム遊びです。
子どもは教師の動きを模倣して動きます。

外遊び

お庭での自由遊びをします。

お砂場遊びをしたり、木の葉や花びらを拾ったり、虫を探したり。
火曜日にはお散歩に行きます。

昼食

感謝の気持ちが、食事全体の雰囲気の中に流れるように、
歌によるお祈りをして、お弁当をいただきます。
水曜日は給食の日で、玄米と、子どもと一緒に作ったスープ(味噌汁)をいただきます。

メルヒェン

ろうそくに灯をともし、素話を聴きます。
人形劇を見ることもあります。
お話は毎日変わるのではなく、同じ話を一定期間繰り返し聴くことで、
子どもたちの魂に物語が沁み渡り、
ファンタジーの力や創造性、道徳性などを心の奥深くに育んでゆきます。


1週間のリズム

毎週同じように繰り返されることにより、
子どもたちは一週間の流れを体で獲得していきます。

月曜日・・・水彩(にじみ絵)

濡らした画用紙に水で薄めた絵の具で筆を走らせます。
『何かの絵』を書くのが目的ではなく、
色彩そのものを体験することを大切にしています。

火曜日・・・お散歩

すぐ近くのお山や浜辺、公園にお散歩に行きます。

 

 

 

 

 

 

水曜日・・・給食作り

子どもと一緒にスープ(味噌汁)を作ります。昼食に、玄米と一緒にいただきます。


木曜日・・・手仕事

木工や縫いものを行います。

金曜日・・・オイリュトミー

オイリュトミーという言葉には「美しいリズム」という意味を持つ、
子どもを健やかに育む運動芸術です。
意味のある動きを通して、静と動、内と外、収縮と拡散といった生命のリズムを体験します。
この体験は子どもたちの呼吸を整え、新陳代謝を促し、両足を強くします。
オイリュトミーの時間は、子どもの生きる意志を育む一つの大事な機会です。

1年間のリズム

お餅つき、七夕、アドベント(クリスマス)など季節ごとの

イベントを行います。

アドベント

「りんごろうそく」を一つずつ置いていきます。

冬の暗い日に光をたやさず、内なる光を育む冬至のイベントです。

kobitodayori2019

保護者のつくった「こびとだより」で子どもの様子をごらんください。


その他、よくいただくご質問保護者の声もご覧ください。